2008/11/21(金)

21日の東京株式市場で日経平均株価は4日ぶりに反発。大引けは前日比207円75銭(2.70%)高の7910円79銭だった。米大手銀シティグループの再編観測が米メディア報道で伝わったことで、日本時間今晩の米株高への期待が高まり、買い戻しが膨らんだ。日経平均は前日までの3日間で800円強下落していた反動もあり、自律反発狙いの買いも入りやすかった。午後の外国為替市場で円相場が朝方に比べて伸び悩んだうえ、アジア株が総じて上昇したことも支援要因に働いた。東証株価指数(TOPIX)も4日ぶり上昇。朝方の日経平均は下げ幅が300円に迫り、7400円ちょうど近くまで下げる場面があった。前日の米株相場が雇用情勢の悪化などで大幅安となったことを嫌気し、売りが先行した。ただ3連休を前に、持ち高を傾けづらいとして一段と売り急ぐ投資家は限られた。後場に入ると、先物主導の中、現物株にも高いものが目立ち、日経平均は徐々に上げ幅を広げた。
日銀は金融政策決定会合を開き、政策金利を現行の0.3%に据え置くことを決めたが、特に材料視する声は聞かれなかった。
東証1部の売買代金は概算で1兆8180億円、売買高は同24億8933万株だった。値上がり銘柄数は全体の約71%に相当する1220だった。値下がりは412、変わらずは76だった。TOPIX業種別株価指数(33業種)では、不動産、非鉄金属、鉱業、卸売、機械など27業種が上昇。ゴム製品、保険、水産、陸運など6業種が下落。
円高ドル安の流れを好感し、ソニー、キヤノンなどの主力輸出関連株が反発。トヨタ、ホンダなど朝方軟調だった自動車各社も後場にかけて急伸。アドバンテ、 TDK、エルピーダ、SUMCO、コニカミノルタ、森精機など、朝方から物色の入ったハイテク・機械株は後場にかけて一段高。ディフェンシブでは医薬品が底堅い。一方で、引き続き東京海上、損保JPNなど保険株は続落。個別では、自社株買いを発表した住友鉱は金先物価格上昇もあり、大幅高に。自社株買いを検討と報じられたりそなHDや、三井住友、みずほといった大手銀行の一角はしっかり。一方ファーストリテイや花王、NTTなど内需関連の一角は後場切り返すも前日比マイナスに。東京ガス、ブリヂストン、ヤマトHDなどは利益確定売りに押された。
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