日本の株式市況とNYの株式市況や株式市場ニュース、世界金融危機の関連ニュース、経済関連用語の説明などを日々まとめるブログ

2008/12/03(水)
 3日の東京株式市場日経平均株価は3営業日ぶりに反発。大引けは前日比 140円41銭(1.79%)高の8004円10銭と、2日ぶりに心理的節目の8000円台を回復した。前日の米株高を受け、幅広い銘柄が上昇した。日経平均は前日までの2日間で648円下落していたため、反動で自律反発狙いの買いも入りやすかった。足元の原油安で採算が改善するとの見方から王子紙などの紙パ関連や、電力株が上昇。NTTなど通信株や、セブン&アイやJフロントといった小売株の上げも目立った。東証株価指数(TOPIX)も3営業日ぶりに反発。

 日経平均は上げ幅が200円に迫り、8056円まで上昇する場面もあったが、戻り待ちの売りに押されて伸び悩んだ。米国で日本時間今晩に雇用情勢に関する統計発表などが予定されており、米株の持続的な上昇力を見極めたいとして、積極的に買い進む投資家は目立たなかった。景気や企業業績の悪化懸念は根強く、鉄鋼や自動車などの主力セクターで減産の動きが相次いでいることも買いの勢いを抑えた。
 東証1部の売買代金は概算で1兆3122億円、売買高は同17億1554万株だった。値上がり銘柄数は全体の約69%に相当する1181、値下がりは439、変わらずは93だった。TOPIX業種別株価指数(33業種)では、小売、紙パルプ、その他製品、情報通信、電力・ガスなど26業種が上昇、海運、輸送用機器、ゴム製品、その他金融、非鉄など7業種が下落。
 WTI原油先物価格が年初来安値を更新し、原材料価格の低下と減産による値上げの浸透期待、信用取り組み妙味などから王子製紙など紙パルプがしっかり。業績が景気動向に左右されにくいNTT、KDDI、NTTドコモなど通信株が大幅高。また、11月の国内既存店売上高が前年同月比32.2%増加したと発表したファーストリテイリングがストップ高となったほか、セブン&アイHDやABCマートなど業績堅調な小売株は買いを集めた。半面、11月の米国自動車販売の大幅減少や、一部新興国における減産報道を受けトヨタ、ホンダ、デンソーは年初来安値を更新。バルチック海運指数(ばら積み船の国際運賃指標)の続落や一部アナリストによる大手海運3社のレーティング引き下げなどを受け、海運株は軟調。一部経済紙で需要減に対応して月内にも粗鋼を生産する高炉の稼働を一時休止する検討に入ったと報じられた神戸製鋼など高炉大手は小幅安。

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